3週間程前、オーディオの総入れ替えをしました。
どうも手持ちのDACではイヤホンを鳴らしきれていないのでは?とバスパワーでないバッテリー内臓のDACに手を出したりしましたが、音が気に食わず…
と迷いに迷いまくり、沼一歩手前だった私。なんとなく某イヤホン店様を散策していると目に止まったのが「DUNU 3001 BD」です。
9つのドライバがねじ込まれており、4プラナー、4BA、1DDとこっそり平面駆動の乾いた感じの音が好きな自分には激刺さり!早速、視聴してみました。
第一印象は「全音気持ちいい」でした。低音から高音まできっちり、しかも分解能が高く、音場が広い寄りの自然な形です。
ヨルシカさんがカバーした『憂、燦々』でイントロでベースが左右からふんわりと降ってきて、キタ二さんの存在を強く感じました。
3001BDのレビューを拝見していると、低音が強いというレビューや高音が強いというレビューと両方の意見があるようでした。
これは評価が難しいといいますか、私の見解になりますが、全音キッチリでているので、それぞれ求めている音を強く感じるのではないか?ということです。
全音というのは、楽器のことです。私は中学時代から15年ほどEvery Littel Thingさんを聴いていますが、ベースを発掘することができました。
個人的には低音域は強くでており、高音は出過ぎでは?という思い、シャリシャリして感じることもありますが、意識を逸らせば、気になりません。
また、KZやMoonDropのように特定音域でピーキーに跳ねるといった(個人の感想です)はなく、オールマイティーに疲れずに聞くことができます。逆にいうと音源と好みが合ったときにぶち上がるのはKZやMoonDropということです。Variations+ずっと真夜中でいいのに。の組み合わせには勝りませんでした。
もうこの時点で気に入りまくりなのですが、店員さんに「なんかお兄さんの好みで良いので合うDACないですか?」と無理なお願いをすると、でてきたのがLUXURY&PRESICIONのW4です。
中古で状態の良いものが安く購入できました。
この組み合わせが激刺さりで、バスパワーとかバッテリー駆動とかどうでも良くなりました。というか十分鳴らしきれています。なんやったんや、今での悩みは…
MoonDrop Variations + MIADやMoonRiver 2 Tiが綿だとすると、3001 BD + W4は絹のようです。しかしながら、繊細でありつつも懐が広い性質なのか、eqMacでローシェルフフィルターをかけてアニメを見ると映画館のようですし、リバーブをかるーくかけてライブ音源を聴いたり、音源を試聴したりすると、ライブ会場さながらです。
こちらではさいたまスーパーアリーナの天井を感じます。リファレンスにも良い!
【1 Hour Live Performance】ずっと真夜中でいいのに。 - 「ZUTOMAYO FACTORY 鷹は飢えても踊り忘れず」
3週間の間に、ロックやバラード、テクノ、洋楽、男性ボーカル、女性ボーカル、JAZZ、Classic 色々と聴いてみましたが、どのタイプに対してもバッチリ対応!物足りなさを感じても、イコライザで調整すればよいのですが、実際にそんなことをしたのは数回程度(フィルターと空間エフェクトは除きます)。
また付属品は非常に多く、特に付属のケーブルの品質は非常に良いです。取り回しも良く柔らかい。。。難点を言うと汚れやすそうな材質をしています。
このあたりのレビューや画像については、他メディア様が非常に詳しく書いておられるのでそこに譲りますが、ひとつ言いたいのはイヤーチップは付属品のなかで選んでも良いということ!
3001BDに徹底的に合うように作られているのと、大きさ種類ともに豊富であるため、気分や好みに合わせて、選ぶ楽しみは十分に担保されています。
決してお安い買い物ではありませんでしたが、数年使えそうな組合わせができたこと、散歩や出退勤、電車の中で音楽を聞き続ける身としてはQOLも向上し、その価値はあったと感じています。